娘が拾ってきた子猫
「家では飼えないから、捨ててきなさい。」
玄関先で娘がママに叱られている。
雨でズブ濡れになったダンボールには、
まだ目が見えない位の子猫が震えていた。
「ちゃんと面倒みるから!お願いだから。」
泣きながら、だが決して諦めないという強い決心がうかがえる。
とうとうママの方があきらめた。
その日から、娘は寝るときもお風呂も子猫と一緒。
学校から帰ってくるなり、ずっと抱っこしたまま。
子猫も幸せそうだ。
今日、我が家の「きちんとファイル」に
この子猫も加わることになった。