いつもわたしのあとをついてきていた弟 ・・・頼もしくなったね
今日も遅くなった。
まずはごはんでも食べて、テレビでも見たいな。
そう思っているときに一本の電話が入った。
弟からだった。
「元気?ひさしぶりやね。今年も帰ってこれんの?」
「うん。ちょっとまだ仕事で忙しいからね・・・。」
そういえば、ここ数年実家にも帰れていない。
「そっか!体には気をつけてね。
そういえば、このあいだお母さんから、
姉ちゃんが作ったきちんとファイルというのをもらったんやけど・・・。」
残業続きで疲れやすくなり、ふと心配になって入った保険。
めったに会えないけど、帰るごとに歳を取ったと感じる母。
父もいないし、心配はかけられない。
弟には家族がいる。
「私に何かあったら、それでなんとかして欲しいの。」
私は弟に言った。
「何言ってんの。姉ちゃんのことも母さんのことも、俺がいるやろ?」
弟の頼もしい言葉。
「・・・ありがとう」
明日から朝一番で出社して仕事を片付け、
次の休みには実家に帰ろうかな。